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豊泉堂さんをお訪ねしました

投稿日：2015/02/04 作成者：beppuproject


レポートが遅くなってしまいましたが、
昨年末、SELECT BEPPUスタッフは
郷土玩具を手作りされている豊泉堂さんの
工房を兼ねたご自宅におじゃましてきました。


絵付け前の土人形.jpg


訪問した12月上旬は、1月から納品予定だというひな人形を
制作している最中でした。
ちなみにSELECT BEPPUに数量限定で
納品いただいた「つづき雛」の完成形はこちら。


つづれ雛jpg.jpg


今回の訪問では、SELECT BEPPUのNEWS LETTERに
今年から"ときどき連載"企画として掲載している
「SELECT BEPPUがおじゃまします」の取材も
合わせて行わせていただきました。

なので訪問時にうかがったお話については
できるだけNEWS LETTERを読んでいただくとして、
ブログでは紙面に収まりきらなかった話を少し。

今と昔の作品の違いについて話が及んだとき、
こんなことを教えてくれました。
作っているモチーフは変わらなくても、
昔と比べて、今は人形のフォルムが
丸みを帯びてきたんだ、と。

写真は「福獅子」。
色を塗ってあるのが以前のもの。
そしてまだ色を塗っていないものが現在制作しているもの。
角が取れて、本当に丸っこくなっています。
「僕も（性格が）丸くなってきたってことかな」と豊泉堂さん。


豊泉堂_昔の福獅子.jpg


そういえば、ディック・ブルーナさんの描くミッフィーも
昔と今ではすっかり輪郭線が変わっていますよね。
直線的でシャープな印象から、
より親しみを感じる曲線的でやさしいかたちに。
でもどちらも愛嬌があってかわいらしい。

豊泉堂の人形たちも、昔と今、どちらがいい悪いという
ことはなく、やはりそれぞれに良さがあると思うのです。

こんな話を聞いたら、豊泉堂さんが昔に作った人形たちを
実際に見てみたいなあ、と思っていたところ・・・。
なんと、別府市美術館の郷土玩具コーナーで
一般の人も見ることができるんだそうです！
「僕が寄贈したんじゃないんだけどね（笑）」
と、知らないうちに収蔵されていたことを、
最近豊泉堂さんがこっそり教えてくれました。

豊泉堂さんファンは、
別府に来たら別府市美術館へも足を運んでみてください。
そこには、豊泉堂さんがかつて作った人形たちが
きょうも誰かと出会えるのを楽しみに、美術館で待っているはずですから。



〇別府市美術館
住所：〒874-0023 別府市上人ヶ浜町1-1
電話番号：0977-67-0189
営業時間：9:00～16:00
定休日：月曜日（祝日の場合は翌日）、年末年始
駐車場：あり



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