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先週のベップユケムリ大学BEPPU PROJECT学部の報告。

先週、ベップユケムリ大学 BEPPU PROJECT学部は2つの講座を開講しました。

IMG_1529.JPGまず、8月26日(金)は特別講座 アートの時間 「イギリスレポート」でした。
7月上旬、BEPPU PROJECTスタッフ林が、「METAL」との交流協定締結を行う為にイギリスに行って参りました。
今回の特別講座はその際の視察内容をお伝えする為の報告会でした。
METALは2002年の立ち上げ以来、創造的なアイディアを通して、都市再生、経済的継続性、環境問題などに関するプロジェクトを実施しています。
講座では、METALが行っているプロジェクト内容をいくつか説明しました

おもしろかったのが、METALが使用しているオフィスです。
公園内にある100年以上前の建物をリノベーションし、屋根にはソーラーパネルを設置して、自分達の使う電力を賄っているらしく、さらに家賃は1年間でコーン1粒。ペッパーコーン契約によって、建物を保有している市から長期の賃貸契約を結んでいるそうです。
IMG_1521.JPG会場には林が持ち帰ったMETAL関連の資料が並べられ、来場者が手にとっていました。
そして、METALも活動を紹介した後は、林が現地のアーティストと街を巡った際の写真を見ながら、ディスカッションを行い、報告会を終了しました。

IMG_1534.JPG
8月27日(土)はBEPPU PROJECT 代表理事 山出による、現代アート入門でした。
現代アート入門はアートになじみが無い方にも分かりやすい内容を全4回でお届けする講座です。

今回は最終回ということで、これまでの講座内容をおさらいした上で、「カタチのないアート」の内容に入って行きました。
 ジェームス・タレル氏、蔡 國強氏、ヴァネッサ・ビークロフト氏など、カタチではなく時間や空間、関係性などを作品しているアーティストを紹介しました。
全4回の最後には中国北京生まれのアーティストである、アイ・ウェイウェイ氏を紹介し、彼の「コンテンポラリー・アートとは何らかの形ではなく、社会における哲学である」という言葉を持って講義終了しました。

IMG_1542.JPG講義終了後の質疑応答では、山出にとってのコンテンポラリーアートとはという質問が、
この講義4回でお伝えする内容が自身が考えるコンテンポラリー・アートであると答えました。

この講座は11月にも同じ内容で行います。今回見逃してしまったという方は是非次回の連続講座に参加してみてください。

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