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STAFF BLOG
場が残っていくこと
昨日、混浴温泉世界のあるプロジェクトが大きく一歩前に進んだ。
アーティストがこの場所にどんな風景を起ち上げるかとても楽しみ。
クライアントも関わってくれる建築家もすごくうれしそう。場に対する愛をすごく感じた。彼らに語りかけながら、ふとお二人の顔を見ると、自然と笑みがこぼれてくる感じで、絶対良いプロジェクトが生まれてくる予感がした。
先週の土曜日、みかんぐみの曽我部さんとの打ち合わせのこと。
町に残る建築財産を誰もが残すべきだと声高に叫び、だけど具体的なアクションを行わないまま結局壊されていく、、、それを持ち主が悪いとか行政が悪いとか言うのではなく、まずどうしたら残せるか、そして気づいた人間が具体的な実行力のあるアクションを行うこと、そう言うプロジェクトのお手伝いに自分たちが関われれば・・・という趣旨の話しを受け、効率化ではないけれど愛情を持って場に関わっていくこと、改めて初心に返る思いがした。
やたらと増えていく不動産を整理しようと考え、手放そうとまで考えてもいたけれど、確かにぼろだけど安価に貸し出せることで、この社会ではまだ価値が認められていない表現や思いを実現できる場になれば、これほどうれしいことはないことを思い出した。
言うのは簡単だし、正論ではあるかもしれないけど、自分はまだ一歩前に進んでいくことに躊躇もあった。経営から考えるともちろんまだ心配だし。
新しいプロジェクト、まだどうなるかは今後の動き次第だけど、実現したらこの町にまた新しい財産が生まれるな。
今、確かにこのプロジェクトにわくわくしている。
場が残っていく、そこにアーティストが関わっていく、その空間で救われる人がいるかもしれないし、何かが生まれてくることを少なくとも自分は心待ちにしている。
今はまだ無いけど、早くその風景を見たい。
誰のどう言うプロジェクトかは、7月半ばの記者発表まで待ってくださいね。
こうご期待。
山出淳也
【ベップユケムリ大学アート学部】アートの時間vol.1のご報告
アートの時間vol.1 「別府で芸術祭をおこなうこと―新しい何かがはじまる予感―」
アート学部の「アートの時間」第一回を行いました。
今年度「アートの時間」では、今年の秋に開催する現代芸術祭「混浴温泉世界 2012」に関わる人たちをゲストに招いてお話を伺いながら、この芸術祭について考えていきます。
第一回目の講師はBEPPU PROJECT代表理事の山出淳也。同じくBEPPU
PROJECT事務局長の林 曉甫が、講師や会場の方から話を引き出すモデレーターの役割を務めました。
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