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【ベップユケムリ大学アート学部】アートの時間vol.3のご報告
「おもちゃの部屋」7月度のご報告
【ベップユケムリ大学アート学部】アートの時間vol.3のご報告
アートの時間vol.3「コンテンポラリーダンスはおもしろい!ー別府のまちが劇場に変わる日ー」
アート学部の「アートの時間」第3回を行いました。
今年度「アートの時間」では、秋に開催する現代芸術祭「混浴温泉世界 2012」に関わる人たちをゲストに招いてお話を伺いながら、この芸術祭について考えていきます。
今回の講師はNPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)代表であり、2009年に続いて「混浴温泉世界2012」のキュレータを務める佐東範一氏です。佐東氏が、別府で初めてダンス公演を開催したのは2006年。別府のブルーバード劇場で、「踊りにいくぜ」という日本全国でコンテンポラリーダンサーが公演を行うというイベントを行いました。
今回は、その後2008年に開催された「踊りにいくぜ」の映像を紹介していただきました。
2008年はplatform事業はじまりの年。商店街のなかに生まれたplatformという場所を最大限に活用したダンス作品がいくつも生まれました。
その1つは、モノクロームサーカスというダンスカンパニーの主宰である坂本公成さんを中心に行われた「別府商店街ダンス化計画」。この作品は、platform01の中にお客さんが入り、外の商店街で行われるダンスを、中から外を見て鑑賞するものでした。商店街では一般の人も通るため、誰がダンサーで誰が通行人なのか、わからなくなってしまうおもしろさがあります。予期せず通行する人にとっては、自分たちを必死に見ているplatform01のなかにいる観客こそが、パフォーマーに見えたかもしれません。
また、大御所の舞踏家・室伏鴻(むろぶしこう)さんは、八坂通りで公演を行いました。大雨のなか、とあるスナックからスーツを着た室伏さんが登場します。スナックのスピーカーからながれる昔懐かしいロックンロール。スーツの下には銀粉をまとった身体。誰にも真似することのできな貫禄の身体表現をみせました。
今回の講演のサブタイトルにもある「まちを劇場にしていく」というコンセプトは、広い劇場を持たない別府のまちでダンスをやることを考えはじめた当初からあったそうです。
別府では、まちの中のいろいろなところを切り取って劇場空間を生み出すということをやっていこう、そう思ったということです。
いかに劇場空間がまちと同化できるのか、様々な方法で試してきました。
混浴温泉世界での商店街を丸ごと劇場化するプロジェクト「楠銀天街劇場」は、佐東さんが別府であたためてきたアイディアの集大成なのだな、と感じます。
また、今回の講座の後半は、会場からの「質問カード」を軸に進められました。
会場から寄せられた質問と裏氏のご意見をいくつかご紹介します。
Q アートに興味がある若者へ伝えたいことはありますか?
→「いいものをしっかり見て、いいものをしっかり作ってくれ。そして、感動させてほしい」(アーティストに対して)
「いいものを見てください」(美術ファンに対して)
Qアート活動における九州内での他県との違いは?
→「大分はアート活動がずば抜けて盛んだと感じる。それはBEPPU PROJECTがあるからだと思う。
やっていこうという人とその仲間がいるのが強み。」
Q人と人とが対話する場所として大切なものは何だと思うか?
→共通のいい体験だと思う。それについて話すときが一番イキイキしているから。
アートフェスティバルをつくるということはいろんなことが絡みあう。
「混浴温泉世界2012」でもいろんなことを体験できて、いい対話が生まれるといい。
終了後は、交流会を行いました。ケータリングは、「旅手帖beppu」2号にも紹介された「より道」さんです。
今年初のスイカをいただきました!
今回は特別に「旅手帖beppu」とのコラボレーションクッキーのお土産がありました。「パティスリー夢の樹」さんのクッキーです。講座の映像はyoutubeにて配信しております。
見逃してしまったという方は、ぜひこちらをチェックしてみてください!
場所:platform01(別府市元町8-3)
講師:裏 正亘(gallery blue ballen代表/the ground noise Inc.代表取締役社長/BEPPU PROJECT副代表理事/ゆふいんアート委員会委員長)コーディネーター:林曉甫(NPO法人 BEPPU PROJECT事務局長)
来場者:37名
料金:500円
次回の開催は、7月13日(金)18:00~19:30です。
第三回目の講師は、NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)代表であり、2009年に続いて「混浴温泉世界2012」のキュレータを務める佐東範一氏。
佐東氏は日本全国を巡るコンテンポラリーダンスの巡回公演「踊りに行くぜ!」の開催や、ダンス未経験者や、子ども、高齢者、障がいのある方を対象にしたダンスワークショップのコーディネートなど、社会とダンスをつなぐ様々な活動をされています。別府でも、これまでいろいろなダンスをしかけてきました。
「混浴温泉世界」のプロジェクトのなかでも大きな位置を占めるダンスのプロジェクト。コンテンポラリーダンスってどんなところがおもしろいの?
コンテンポラリーダンスの歴史にも触れながら、別府でダンスをやることの魅力を語ります。
詳細は、BEPPU PROJECTホームページにて。
ぜひお越し下さい!!
アートの時間vol.3「コンテンポラリーダンスはおもしろい!ー別府のまちが劇場に変わる日ー」
アート学部の「アートの時間」第3回を行いました。
今年度「アートの時間」では、秋に開催する現代芸術祭「混浴温泉世界 2012」に関わる人たちをゲストに招いてお話を伺いながら、この芸術祭について考えていきます。
今回の講師はNPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)代表であり、2009年に続いて「混浴温泉世界2012」のキュレータを務める佐東範一氏です。佐東氏が、別府で初めてダンス公演を開催したのは2006年。別府のブルーバード劇場で、「踊りにいくぜ」という日本全国でコンテンポラリーダンサーが公演を行うというイベントを行いました。
今回は、その後2008年に開催された「踊りにいくぜ」の映像を紹介していただきました。
2008年はplatform事業はじまりの年。商店街のなかに生まれたplatformという場所を最大限に活用したダンス作品がいくつも生まれました。
その1つは、モノクロームサーカスというダンスカンパニーの主宰である坂本公成さんを中心に行われた「別府商店街ダンス化計画」。この作品は、platform01の中にお客さんが入り、外の商店街で行われるダンスを、中から外を見て鑑賞するものでした。商店街では一般の人も通るため、誰がダンサーで誰が通行人なのか、わからなくなってしまうおもしろさがあります。予期せず通行する人にとっては、自分たちを必死に見ているplatform01のなかにいる観客こそが、パフォーマーに見えたかもしれません。
また、大御所の舞踏家・室伏鴻(むろぶしこう)さんは、八坂通りで公演を行いました。大雨のなか、とあるスナックからスーツを着た室伏さんが登場します。スナックのスピーカーからながれる昔懐かしいロックンロール。スーツの下には銀粉をまとった身体。誰にも真似することのできな貫禄の身体表現をみせました。
今回の講演のサブタイトルにもある「まちを劇場にしていく」というコンセプトは、広い劇場を持たない別府のまちでダンスをやることを考えはじめた当初からあったそうです。
別府では、まちの中のいろいろなところを切り取って劇場空間を生み出すということをやっていこう、そう思ったということです。
いかに劇場空間がまちと同化できるのか、様々な方法で試してきました。
混浴温泉世界での商店街を丸ごと劇場化するプロジェクト「楠銀天街劇場」は、佐東さんが別府であたためてきたアイディアの集大成なのだな、と感じます。
また、今回の講座の後半は、会場からの「質問カード」を軸に進められました。
会場から寄せられた質問と裏氏のご意見をいくつかご紹介します。
Q アートに興味がある若者へ伝えたいことはありますか?
→「いいものをしっかり見て、いいものをしっかり作ってくれ。そして、感動させてほしい」(アーティストに対して)
「いいものを見てください」(美術ファンに対して)
Qアート活動における九州内での他県との違いは?
→「大分はアート活動がずば抜けて盛んだと感じる。それはBEPPU PROJECTがあるからだと思う。
やっていこうという人とその仲間がいるのが強み。」
Q人と人とが対話する場所として大切なものは何だと思うか?
→共通のいい体験だと思う。それについて話すときが一番イキイキしているから。
アートフェスティバルをつくるということはいろんなことが絡みあう。
「混浴温泉世界2012」でもいろんなことを体験できて、いい対話が生まれるといい。
終了後は、交流会を行いました。ケータリングは、「旅手帖beppu」2号にも紹介された「より道」さんです。
今年初のスイカをいただきました!
見逃してしまったという方は、ぜひこちらをチェックしてみてください!
講師:裏 正亘(gallery blue ballen代表/the ground noise Inc.代表取締役社長/BEPPU PROJECT副代表理事/ゆふいんアート委員会委員長)
来場者:37名
料金:500円
次回の開催は、7月13日(金)18:00~19:30です。
第三回目の講師は、NPO法人ジャパン・コンテンポラリーダンス・ネットワーク(JCDN)代表であり、2009年に続いて「混浴温泉世界2012」のキュレータを務める佐東範一氏。
佐東氏は日本全国を巡るコンテンポラリーダンスの巡回公演「踊りに行くぜ!」の開催や、ダンス未経験者や、子ども、高齢者、障がいのある方を対象にしたダンスワークショップのコーディネートなど、社会とダンスをつなぐ様々な活動をされています。別府でも、これまでいろいろなダンスをしかけてきました。
「混浴温泉世界」のプロジェクトのなかでも大きな位置を占めるダンスのプロジェクト。コンテンポラリーダンスってどんなところがおもしろいの?
コンテンポラリーダンスの歴史にも触れながら、別府でダンスをやることの魅力を語ります。
詳細は、BEPPU PROJECTホームページにて。
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