9月5日の夜遅くに別府に到着した彼らは、早速翌日から別府の町のリサーチをはじめました。まずはBEPPU PROJECTスタッフと共に市内を巡り、市内の特徴的な場所も巡りました。

もともとアジアが大好きで、一時期は中国語を学んだこともあるというミハイロとイエレナ。時々読むことできる漢字を見つけては、「これはmoon？」「これは・・」と、確かめます。日本は初めてだという彼ら。初めての日本が、九州の、別府というのも、少し面白いですね。別府は温泉がたくさんあり、日本の中でもかなり特徴のある場所です。

「日本はどのエリアもこんなに温泉が多いの？」と彼ら。いいえ、違います。

この街は彼らの目に、一体どのように映るのでしょうか。

約一週間ほど市内を見てまわること、別府の歴史--特に今回テーマとなる西方寺周辺エリアーを知ることに集中し、動きました。街の人にも挨拶をし、行きつけのランチも見つけたようです。大分別府にも慣れてきた彼らは、二人だけで街を歩きまわり、撮影を開始しました。地元の方の協力で、ボートに乗って海から別府を眺めたり、山の上から見てみたり。もちろん街の様々な場所を訪れました。

After one week of research in Beppu and getting to know a little bit more the city, Mihajlo and Jelena started to do video shooting.

当初、毎日１分か２分の映像を撮り貯めていくと言っていた彼ら。しかし気になるものがたくさんあったのか、彼らが撮影した映像は２０時間以上に及びました。そしてその中から素材を厳選し、一本の短編映画を作りあげていきます。撮影しては編集し、通しでチェックしてまたさらに手を加え・・。編集にもたくさんの時間が必要でした。

The editing of the video happened to be a huge amount of work since many hours of video where shot. 
Mihajlo and Jelena had to think about a scenario. They explored different ideas, they agreed on a story and decided which shots would appear on the final film.

最終的にできあがった作品は、１５分４５秒の短編映画です。

それは彼らから見た別府の日常であり、そのタイトルの通り、おだやかでゆるやかな、別府の日々でした。

作品は、西方寺通り周辺エリアの三箇所で、場所にとけこむようにして展示されています。生活の中で、彼らの作品を目にしてみてください。