HOME > PROJECT > KASHIMA 2012

PROJECT

  • 混浴温泉世界
  • ベップアートマンス
  • ポエトリーリーディング
  • クーポン型金券「BP」
  • 旅手帖 beppu
  • 作品の恒久設置・管理
bunner_a-1343.jpegのサムネール画像KASHIMA 2012 BEPPU ARTIST IN RESIDENCE
アーティスト・イン・レジデンス事業である「KASHIMA(カシマ)」は、別府の温泉文化の中に息づく湯治のための宿泊形態「貸間」から名付けられ、2008年より継続開催しています。本プログラムは別府での滞在制作を支援し、成果発表展の機会をアーティストに提供する事で、新進芸術家の育成と芸術文化振興を目的としています。 

*過去のレジデンス事業

招聘アーティスト
vol.1 Bas Noordermeer /バス・ノーデルメール
vol.2 Volker Morawe/フォルカー・モラーヴェ
vol.3 伊藤 存
vol.4 ブブ・ド・ラ・マドレーヌ+山田創平


vol.1 Bas Noordermeer/バス・ノーデルメール

アーティストプロフィール
1974年オランダ生まれ。ハーグの王立美術院にてオーディオビジュアルデザインについて学ぶ。1997年に卒業して以降、フリーランスのディレクターとして、教育分野やコマーシャル関連の番組を手がけながらテレビ業界で活動する。本業界での活動だけでなく、映像を題材に、インスタレーションやパフォーマンスを制作する。様々な装置を通じて、写真・映像・音源を駆使し「時間」と「空間」に分析、再構築を施し、聴覚や視覚に訴えかける作品を展開する。
滞在期間 2月17日(金)~3月19日(日)
滞在制作の様子

滞在制作成果展「Beppu fades」

bas-web.001.jpg会 期:2012年3月17日(土)〜4月15日(日) 12:00 - 19:00 (最終入場18:30) 火曜休廊
会 場:P3/BEP.lab (別府市北浜1-2-28 草本ビル2階)
入 場:無料

日 時:2012年3月17日(土) 16:00〜
会 場:P3/BEP.lab

本事業は平成23年度文化庁文化芸術の海外発信拠点形成事業により一部運営しました。


vol.2 Volker Morawe/フォルカー・モラーヴェ

アーティストプロフィール
ケルンとアムステルダムを拠点に機械を駆使する映像作家として活動する。2001年に友人のティルマン・レイフと共に「//////////fur////」 を設立し、コンピュータ/ゲーム文化の側面と機械の製造過程に関連した知覚を刺激する作品を展開する。彼らの作り出す装置は、ゲーム論理、メディア批判、 パロディーや幼少時代の思い出等を組み合わせ、人間と機械の関係性に新しい視点を与える。ユーザ・インターフェイスの新たな在り方として、芸術的視点に加 えて、ユーモアや集団での経験、本能行動は彼らの作品の鍵となる要素である。

滞在制作成果展 A MAZE SING


Volker_WEB.001.jpg


会 期:2012年3月28日(水)〜4月15日(日) 12:00 - 19:00 (最終入場18:30) 火曜休廊
会 場:永久別府劇場 (別府市北浜1-1-12)

入 場:無料


作品について

アーティストのフォルカー・モラーヴェ本人が開発したおもちゃ。2人1組で、音声に反応して動く迷路盤を操作し、ボールを穴に落とさないようにゴールへと導きます。声の高低で台の傾きが異なるため、いろいろな声色で歌いながら傾斜を調整しボールを動かしてください。この作品は、純粋な好奇心や探究心を刺激し、物事の本質を遊びを通じて発見し楽しむことができます。「このゲームは重力と歌でできている。これはとても詩的な組み合わせだ」とモラーヴェ氏はコメントしています。


日 時:2012年3月28日(水) 18:00 - 20:00
会 場:永久別府劇場

※この作品は、BEPPU PROJECT主催事業「おもちゃの部屋」で体験する事が出来ます。

本事業は平成23年度文化庁文化芸術の海外発信拠点形成事業により一部運営しました。


vol.3 伊藤 存

このプロジェクトは、「BEPPU PROJECT 2010」から継続し、随時アーティストが別府で滞在・リサーチを行い、今年度作品を発表します。

滞在制作成果展
会 期:2012年11月3日(土)〜12月2日(日) 10:00〜19:00(火曜休廊)  ※初日は12:00開場
会 場:platform05

展覧会タイトル『別府のミミック』
2010年から数回の滞在で別府の持つ独特の造形感覚や自然に接してきました。地形的な特徴と人々の生み出す造形が、バランス感覚を超え、合わさった別府の渾然さは、作品に面白くヒントを与えてくれています。「platform06/わくわく広場」の刺繍会では婦人会の方々と別府の風景や植木達をモチーフに刺繍を制作。そして、おそらく別府最高齢の造形家、檜垣隆二さんによるペイントの立体。それらの共同作品と、別府の自然をモチーフにした様々な作品を「platform05」で一つの作品として、マクロもミクロも一体化させる予定です。 

アーティストプロフィール
1971年、大阪生まれ。動植物や人をモチーフとする刺繍・映像作品などを制作している。糸の盛り上がり、針の運びによる表現は、でこぼこした味わい深い輪郭線をもち、触覚にも訴えかけながらわたしたちの意識に入り込んでくる。物の輪郭はしばしば行方不明となり、モチーフが不可解に混ざり合って配置され、全体が作られる。謎かけのようなタイトルが付された作品はユーモアにくるまれる。
kashima03_prf.jpg
※写真は今回の展示作品のものではありません。

随時、別府にて別府の人々と刺繍のワークショップを行い、作品を制作しています。


vol.4 ブブ・ド・ラ・マドレーヌ+山田創平

このプロジェクトは、「BEPPU PROJECT 2010」から継続し、随時アーティストが別府で滞在・リサーチを行い、今年度作品を発表します。

滞在制作成果展
会 期:2012年11月3日(土)〜12月2日(日) 10:00〜19:00(火曜休廊) ※初日は12:00開場
会 場:platform02

展覧会タイトル『水図_2012』
「地図」の時代は悲劇的な結末を迎えつつある。今世の中では日々人々が自殺し、差別や貧困が社会を覆っている。人間関係やしがらみが固定し、人々が土地や財産に縛られるこの時代はじきに行き詰まる。「水図」は「地図」の先を構想する。水は流動し常にそのありようを変え、所有されない。そのありかたは「今」を考える出発点だ。水の世界は海洋文化の数千年の連なりを経て今も密かに私たちの周りに息づく。水の世界を再発見したい。「水図」は世界を遠く海底から見上げ、あたらしい人々のありようを模索する一連のプロジェクトである。

アーティストプロフィール
ブブ・ド・ラ・マドレーヌ・・・1961年大阪市生まれ。美術作家。主にパフォーマンスや映像等を制作。HIV/エイズと共に生きる人や性風俗産業で働く人と顧客の性的健康を支援する活動にも携わってきた。京都造形芸術大学非常勤講師。
山田創平・・・1974年群馬県生まれ。京都精華大学専任講師。名古屋大学大学院修了。文学博士。専門は地域研究。著書に『ミルフィユ04-今日のつくり方』(共著・赤々舎2012)など。
kashima04_prf.jpg